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ターゲティング広告とは?種類や仕組み、活用するメリットについて解説

広告費用を削減しながら集客効果も向上させることは、全ての企業が実現したいことでしょう。

効率的な広告運用を実現する手法の1つが、ターゲットを絞ってアプローチできるターゲティング広告です。

そこで本記事では、ターゲティング広告の仕組みから種類・配信媒体まで解説します。

CONTENTS

    ターゲティング広告とは

    ターゲティング広告とは、ユーザーの情報を分析し、ターゲットを絞って配信する広告です。

    主にWeb広告で用いられる手法で、個々のユーザーに最適化された広告を配信し広告効果を向上することで、無駄な広告費の削減につなげることができます。

    ターゲットの絞り方には年齢や性別・居住地・興味・行動履歴などさまざまな切り口があり、それらを掛け合わせることで詳細なターゲティングが可能です。

    202405_ターゲティング広告_画像01_ターゲティング広告とは

    ターゲティング広告を活用するメリット

    ターゲティング広告のメリットは、自社の商品やサービスにあったユーザーにターゲットを絞って広告配信できるため、効率の良いマーケティングを実現できることです。

    ターゲットを適切に絞って効率よく広告を配信することで、それまで積極的なアプローチができていなかったユーザーにも接触できるので、売上の向上も期待できます。

    運用・改善を重ねていくことで精度が高まっていき、費用対効果の高い広告配信が実現できるでしょう。

    広告配信の仕組み

    ターゲティングには、ユーザーがウェブサイトを閲覧したり、SNSなどのアプリを利用したり、あるいは会員登録したりした際の情報が使われています。

    また、Cookie(クッキー)や広告識別子と呼ばれるデジタル技術を用いてユーザーの行動をトラッキングし、Web上での行動データを収集することも可能です。

    ちなみに、クッキーを活用し、自社サイトにアクセスしたことのあるユーザーに表示する広告はリターゲティング広告と呼ばれ、これまでは主要な広告手法でしたが個人情報保護の観点から運用の見直しが進められています。

    ターゲティングの種類

    ターゲティングにはさまざまな種類があり、主なものには下記のようなデータにもとづいたターゲティングがあります。

    • デモグラフィックデータ
    • ジオグラフィックデータ
    • 行動履歴

    それぞれどのようなデータであるのか見ていきましょう。

    デモグラフィックデータ

    デモグラフィックデータとは個人の属性情報を指し、具体的には下記の情報が該当します。

    • 年齢:生年月日・年齢層
    • 性別
    • 現住所:郵便番号・都道府県・市区町村
    • 家族構成:家族の人数・子供の有無
    • 職業:職種・役職・勤務先
    • 学歴:最終学歴・学校名
    • 収入:年収・可処分所得
    • 婚姻歴:既婚・未婚・配偶者の有無

    これらの情報は、サイトやアプリの利用登録・公共のデータベース・アンケートなどから収集される場合が多いです。

    デモグラフィックデータを活用することで、年齢や収入などでユーザーを絞って広告を配信することが可能です。

    ジオグラフィックデータ

    ジオグラフィックデータとは人の位置情報を指し、具体的には下記の情報が該当します。

    • 居住エリア:市区町村・区・町丁レベル
    • 行動履歴:過去に訪問した場所・移動経路
    • 現在地

    主にGPSやBlutooth・携帯電話の基地局などのデジタル技術から収集されています。

    デモグラフィックデータは行動履歴や現在地のように、現住所よりも細かい位置情報を指す場合が多いです。

    先ほどのデモグラフィックデータと組み合わせることで、より細やかなターゲティングが可能になります。

    Web上の行動データ

    ここでの行動履歴は特に、個人のWeb上での行動情報のことで、具体的には下記の情報が該当します。

    • ウェブサイト閲覧履歴:閲覧したサイトのURL・閲覧時間・閲覧ページ
    • 検索履歴:検索キーワード・検索日時
    • 購入履歴:購入商品・サービスの情報・購入日時・購入金額
    • SNSの投稿内容:SNSの投稿内容・投稿日時・いいねやコメントの情報
    • アプリの利用履歴:利用アプリの情報・利用時間・利用内容

    Web上でアクセスしたページの履歴や、検索結果などに合わせて広告を表示する手法もあり、前述のリターゲティング広告は行動履歴にもとづく広告手法です。

    202405_ターゲティング広告_画像01_ターゲティングに活用されるデータ

    ターゲティング広告が配信できる媒体

    ターゲティング広告が配信できる代表的な媒体は下記のとおりです。

    • Google広告 / Yahoo!広告
    • SNS広告

    それぞれどのようなターゲティングができるのか、特徴とあわせて解説していきます。

    Google広告 / Yahoo!広告

    GoogleとYahooでは、検索エンジンを運営しているので、検索キーワードに合わせて広告を表示させるリスティング広告が利用できます。

    また、ユーザーの属性に合わせさまざまなサイト内に広告を表示できる、ディスプレイ広告も利用可能です。

    ディスプレイ広告では年齢や職業などでのターゲティングに加え、Web上での行動履歴をもとにリターゲティング広告の配信もできます。

    リターゲティングは媒体ごとに名称が異なり、Google広告ではリマーケティング、Yahoo!広告ではサイトリターゲティングと定義されています。

    SNS広告

    FacebookやX、InstagramなどのSNSでも、さまざまな切り口でのターゲティング広告が配信可能です。

    たとえば、ユーザー自身が入力したデモグラフィックデータ(年齢や職業などの情報)をもとに高い精度ターゲティングを行うことができます。

    また、SNS広告は拡散力が高い特徴があり、ユーザーが広告を「いいね」や「シェア」することで、拡散される可能性がある点も大きなメリットです。

    まとめ

    ターゲティング広告は、効果的な広告運用を実現するために欠かせない手法です。

    ターゲティング広告の成功には、ユーザーのプライバシー保護にも配慮しながら、ターゲット層となる顧客に不快感を与えないことが求められます。

    デモグラフィックデータやジオグラフィックデータ・行動履歴を掛け合わせることで、より精度の高いマーケティングが実現できるでしょう。

    弊社ではDAM(Digital Area Marketing)ソリューションを活用し、年齢や職業などの基本的な情報に位置情報データを加えた、精度の高いターゲティング広告を実現可能です。

    ターゲティング広告を活用した集客に興味があるという方は、ぜひ一度弊社にご相談ください。

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